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浄化対策

概要

当社の特長的な技術である「サイクリック・バイオレメディエーション」は、土地を活用しながら、安価に、クリーンに浄化します。

東和環境科学のサイクリック・バイオレメディエーションは、世界各地で100件以上の実績を有するヨーロッパの技術と、当社が30年間にわたり蓄積した水理・地質の調査技術を融合し、地下水循環浄化技術を確立、環境省による技術実証調査事業で浄化評価を受けた技術です。

東和環境科学の土壌浄化対策のイメージ図

バイオレメディエーションは、地下水に栄養剤を添加して循環させ、土壌中に生息する微生物を活性化して汚染物質を処理する原位置浄化技術です。

栄養剤は独自に開発した植物由来の有機質、栄養塩、ミネラルなどの天然成分から成ります。また、微生物は対象地の土壌中に生息するものを活用し、外部より導入しません。栄養剤は、好気用・嫌気用とあり、対象物質ごとに最適な浄化剤を調整します。

汚染濃度や水理地質構造に応じて対象地をブロック区分し、区分毎に地下水を循環させます。

分析対象物質は揮発性有機塩素化合物(VOC)、硝酸性窒素、シアン、油類(ベンゼン・鉱油類)です。

不溶化対象物質は重金属(カドミウム、六価クロム、鉛、水銀)です。


改良点

従来のバイオレメディエーションの2大欠点を克服しました。

分解微生物群の存在

これまでは、バイオレメディエーションに不可欠な分解微生物群が地中に存在しない、あるいは不均一な土地もあるのではないかと憂慮されていました。

当社では事前評価試験としてトリータビリティテストを行い、適用性を確認します。
これまでの弊社の実績の中で、分解微生物群が存在しなかった例はありません。
また地下水循環により、分解菌の不均一を解消し、対象エリアを平均的に浄化します。


栄養剤拡散のコントロール

従来のバイオレメディエーション(注入法)では、地中の不均一な水理・地質構造のため、 栄養剤拡散がコントロールできず、浄化が途中で停止したり、浄化に時間がかかっていました。

汚染の状況・地下水状況に応じて対象地をブロックに分け、 ブロックごとにモニタリング・調整しながら地下水を循環(サイクリック)させるため、栄養剤の拡散不良を解消し、均一な浄化ができます。


土地を活用しながら浄化
設備がコンパクトで大規模な土木工事を伴わないため、狭小な土地で店舗等を営業しながら浄化できます。

低コスト・高効率
揚水バッキなどの従来の工法に比べ、排ガス・排水がなく、水処理施設等の設置や大規模な土木工事を伴わないため、低コスト(平均3,000円〜20,000円/m³)で浄化できます。循環法のため、注入法(通常2〜10年)に比べ大幅な浄化期間の短縮(平均1〜2年)および浄化むらが解消できました。

環境負荷がなくクリーン
好気・嫌気をコントロールしながら自然の力を活用して浄化するため、クリーンで排出物(排水・残渣物等)がなく、環境の時代にマッチしたゼロエミッション型の技術です。

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